WEBに氾濫する情報を斜め読みしつつ、独自の持論を展開してきたいと思います。
WordPressで人気の高いプラグイン「PHP Everywhere」に複数の脆弱性が存在するのだそうです。
PHP Everywhereは3万以上のWordPressサイトにインストールされている人気のプラグインで、対象の脆弱性を悪用すると、リモートからコード実行が可能となり、サイトを乗っ取られるということが指摘されてて、深刻度は緊急(Critical)で悪用も簡単であることから、迅速にアップデートを適用することが呼びかけられています。
WordPressのエディターではPHPを実行することはできないようになっているのですが、PHP Everywhereは、Wordpressの個別ページ(投稿・固定・カスタム投稿)で、一部を動的(php)に表示したいときに便利なプラグインで、PHPコードを埋め込むことが出来るわけですから、そりゃ人気になりますよね。
報告されている脆弱性は次の3つとなり、報告されているすべてのセキュリティ脆弱性の深刻度が緊急(Critical)であるうえ、きわめて悪用しやすいことからサイトの乗っ取りに利用される可能性が高いと危惧されている。該当するプラグインを使っている場合、ただちに内容を確認するとおもにアップグレードを適用することが推奨されています。
「V8」エンジンで動作するJavaScript 環境「Node.js」の新しいメジャーバージョン「Node.js 17」が、10月19日にリリースされました。
「Node.js 17」は、昨年4月に公開された「Node.js 16」に代わる「Current」リリースとなっいて、来年の4月に「Node.js 18」がリリースされるまでの間、2週間ごとに最新のパッチが提供されるのだそうで、「Node.js 17」では「V8」がv9.5へ、「OpenSSL」がv3.0へとアップデートされたほか、「Readline」モジュールにPromiseベースのAPIが追加されています。
また、プロセスを終了させる致命的な例外が発生した場合、スタックトレースの最後に「Node.js」のバージョンが含まれるようになっています。
なお「Node.js 16」は来週、長期サポート(LTS)に昇格され、2022年10月までの18カ月間は「Active LTS」として積極的にメンテナンスされることになり、その後は18カ月間の「Maintenance LTS」へ移行し、セキュリティにかかわる問題など、最小限のメンテナンスが行われ、サポートの終了(EoL)は2024年4月となります。
来年の4月には「Node.js 12」のサポート終了が予定されているので、利用中の場合は「Node.js 14」「Node.js 16」といった後継LTSバージョンへの移行を検討しておきたいですね。
ワードプレスを開発しているAutomatticが、MacおよびAppleモバイルデバイス向けの人気ジャーナリングアプリ「Day One」を買収したのだそうです。
このDay Oneというのは、MacおよびiTunes App Storeでリリースされて以来、1500万回以上ダウンロードされているアプリで、ユーザーが自分の考えを共有できるプライベートな場所を提供するもので、App Storeのエディターズチョイス、App of the Year、Apple Design Awardを受賞しています。
このアプリはテキスト、メディア、さらには音声記録を含むすべての日記エントリーに対して、エンド・ツー・エンドの暗号化を提供し、自動バックアップ、Instagramの投稿の自動インポート、ボイストランスクリプション、テンプレート、リッチテキスト形式、位置情報、オプションである本へのプリントといった高度な機能や、Spotify、YouTube、Facebook、Twitterなどの他のプラットフォームとの統合も行っています。
Day OneがAutomatticに加わったことによって、ユーザーは本来プライベートな日記の一部をWordPress.comやTumblrで公開したり、それらのコンテンツをDay Oneにインポートできるようになっていきそうで、既存のTumblrユーザーにとっては、プライベートなエントリーを誤ってメインブログに公開するのではなく、より保護・バックアップされたライティングツールに同期するための手段としても有効となりそうです。
とはいえ、この買収後もDay OneのCEOであるPaul Mayne氏がDay Oneの開発を継続していくようで、12名のチームも現在そのままのようで、現在の顧客に関しては、移行プロセスというものはなく、何もかも、これまでと同じとなるようです。
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